本記事ではエステサロンをこれから開業しようという人のために、開業前に準備しておきたいものと、経営における重要なポイントを紹介していきます。
開業前に準備しておきたいもの
準備するものは、自身のエステサロンが提供するサービスに応じて異なってきますが、以下のようなものが主に必要になります。
美容機器・店舗家具
リラクゼーション目的ではなく、美容目的のエステでは高性能な美容機器は欠かせません。例えば、フェイシャルエステでは、美顔器や毛穴吸引器、ボディエステでは、痩身機器などの機器が必要です。
また、施術ベッドやスツール、ワゴン、待合席、レセプションデスク、などの店舗家具も準備しましょう。店舗家具がコンセプトや広さに適しているか、ベッドの素材やワゴンやスツールの操作性などを吟味することが大切です。
高性能な美容機器は1台300万円以上することも珍しくありません。さらに、備品や消耗品を揃えるとなると、多額の資金を用意しなくてはなりません。そのため、中古の備品を購入、レンタルすることは検討する価値はあります。ビューティガレージはの設備を取り扱っているので、必要な品物を見つけやすいです。また、中古の店舗家具を探したい場合は、オフィスバスターズ、楽市などのサイトが有用です。
施術で使う消耗品・商材
タオル類、化粧品、メイク用品、スリッパ、ペーパー下着、ベッドシーツ、精油、クリームなど、施術で使う消耗品や商材については、品質管理に注意を払いましょう。安全性と効果が確認されている商品を使用し、清潔さを維持することは、顧客の満足度と信頼を確保することにつながります。
また消耗品は、適切な在庫管理も必要です。必要なアイテムがなくなると、サービスの質が下がったり、予約をキャンセルする必要が生じ、顧客満足度に影響を与えます。消耗品の使用状況を常にチェックし、必要に応じて注文しましょう。
家電
冷蔵庫、洗濯機などの家電は、自宅とテナント、両方の開業時において必要です。冷蔵庫は美容ドリンクや術後のサービスドリンクの保冷用に所有していると便利です。また、洗濯機はタオル類やバスローブ、ベッドシーツなどの備品の衛生管理上、不可欠です。
自宅での開業の場合、これらの家電をすでに所有していたとしても、衛生面や品質管理の観点からプライベート用と仕事用で分けることが望まれます。
ホームページ
ビジネスを始めるために、ホームページを作成することは欠かせません。具体的な情報や成果を掲載したウェブサイトを作成することにより、注目を集め、新規顧客の獲得につなげることが可能です。最近では無料でホームページを設立できるプラットフォームや補助金制度、さらにはホームページ制作を代行するサービスもあり、資金や知識がない方でもホームページの運用が容易に実現可能です。
WordPress(ワードプレス)は無料で多くのアクセスを獲得できるホームページを作成できます。
メールアドレス
ビジネス用のメールアドレスは、エステサロンに関する問い合わせやビジネス上のやり取りの際に必要になります。フリーメールは費用がかからずかんたんにメールアドレスとして運用できますが、他社との差別化、信頼性を高めるために独自のドメインを取得するといった方法もあります。
ソフトウェア
ソフトウェアの導入は、多くの顧客を相手にする場合や少人数で運営する場合に特に有効です。紙での記帳や管理では、毎回の書類作成や書類保管など多くの面で手間がかかります。業務の効率化が図れるソフトウェアはサポートや費用、機能など自社にあったものを選ぶと効果的です。
RESERVA(レゼルバ)は、予約システムでありながらオンライン決済機能が搭載されており、予約と同時に支払いが可能で業務の手間を省くことができます。
ほかにも、弥生会計オンラインのような青色申告に必要な書類をまとめる会計ソフトや、案件や問い合わせの報告書を管理するkintone(キントーン)など、様々な目的に対応したソフトウェアがあり、機能を比べて利用することが必要不可欠です。
おさえておきたい経営におけるコツ
コスト管理
コスト管理は、エステサロン経営において重要なポイントです。エステサロン運営を予算内で回していくために、全体像を把握した上で、必要な出費かどうかを厳密に判断する必要があります。適切なコスト管理は、精神的な余裕を与え、支出に対しての冷静な判断が可能になります。
初期投資の回収時期や月々のランニングコストを精査し、それらを基に明確な事業計画を立てることで経営破綻の恐れを回避できます。
市場分析
自身が開業する地域の競合店舗はどのようなサービスを提供しているのか、またその地域の顧客は何を求めているのかを理解することは、効果的な集客を上げるためには重要な事項です。
インターネットやSNS、市場調査報告書、直接的な情報収集から、市場規模や市場動向、顧客の課題、ニーズを把握します。そして、得た情報を分析し、自社の提供できる価値を模索しましょう。
ターゲットとコンセプト
続いて重要になるポイントがターゲットとコンセプト。最新機器が揃い高い美容効果が売りの店舗、オーガニック素材のオイルを用いたリラクゼーションを提供する店舗、タイやインド式などの本格的なマッサージを施す店舗など、ターゲット層やコンセプトによって様々です。
どのような顧客にエステサロンを利用してほしいのかを明確に定めて経営することでリピーターの増加や新規顧客の獲得が見込めます。
集客に力を入れる
集客力の向上も欠かせません。集客力を向上させるためには、SNSやホームページを有効活用することが必要です。
エステサロンの主な顧客である女性への集客には、Instagramの運用がおすすめです。最近の総務省が行った「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」内「第5章 各種サービス(ソーシャルメディア系サービス/アプリ、ニュースサービス等)の利用率等」によると、2022年(令和4年)度のInstagram の利用率の半数以上が女性であると報告されています。この結果から、エステサロンの主なターゲット層とInstagramは親和性が高いといえます。
Instagramで集客する際は、ビジネスアカウントを作成しましょう。自社アカウントに関する様々なデータを分析することができます。例えば、自社の投稿が表示されたInstagramユーザーの性別や年齢層、地域、フォロワーであるか、リーチ数などから、理想とするターゲット層に、情報が正確に届いているかどうかを判断できます。
また、リール・フィード・ハッシュタグを複合的に利用し、幅広くターゲットに訴えかける投稿を目指しましょう。投稿の際は予約フォームなどを掲載することで、興味を持った人がすぐに予約でき、直接売上につなげることが可能です。
まとめ
今回は、エステサロンの開業に必要なリストを紹介しました。需要の高まるエステサロン業界では、今後も様々なコンセプトや顧客のニーズを汲んだ店舗が開業されることが予測されます。エステサロンの開業を検討している方はぜひ本記事を参考にしてください。
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